脚を高く上げたい病

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ずいぶんと

自分の身体の違和感に

気づけるようになってきた

 

すると

無意識に

本当に無駄に筋肉に

力を入れて

固めて使っている事に

気づけるようになった

 

肩甲骨がほぐれて

ようやく

今まで動かしたくても動かせない

角度に振り向けるように

なってきた

 

そうなってきて

背中が柔らかくなり

はっきりと

左右の違いが

分かるようになった

 

私は脊椎側わん症で

背骨が少し左側に傾いている

そのため背筋も左右差がある

 

今まではその違いさえ感じられないほど

背中が固まっていたが

ようやく少しずつ動かせるし

背筋を感じることが

できるようなった

 

今まで固めていた場所は

可動が少ないので

その分の動きを別の場所で補う

「代償動作」で酷使していた

腰の部分の腰痛は

ずいぶんましになったかわりに

 

内側の筋肉の

ひきつれるような痛みが

出てくるようになった

 

それと同時に

今まで無意識に力を入れて

腰回りを固めていたことに気がついた

 

腰回りを固めるために

エストの内側の奥にある大腰筋を

固めていたことに気がついたのは

 

横に脚を上げた時に軸足の腰回りが

とても窮屈な感じが

したからだった

 

「窮屈」という違和感を

自分の身体の柔軟性がないせいと

理由づけしていたので

ストレッチをすれば解決すると思っていた

 

ストレッチトレーニングを始める前

大切なエクササイズは

脚を上げる

開脚をする

ハムストリングのストレッチをする

 

こんなことだと思っていた

 

自分の内蔵を含めたお腹が硬いとか

内臓のそばにある大腰筋が硬いとか

自分の身体の表面より深いところに

原因があるとは

思いもしなかった

 

「バレエは脚を高く上げるのがすごいこと」

 

誰にも教わっていないのに

勝手に思い込んでしまった

自分の中の当たり前

 

「脚を高く上げたい病」

も一つの病気だったなと

今では思える

 

しっかりと無意識に定着して

身体の動きの制限になっていた

小さい頃の「憧れ」の素晴らしさと

恐ろしさ

 

無意識に固めたのは筋肉だけではなく

自分の感受性の豊かさや直観力

 

そんな気がする

 

どんどん解けてゆく身体と意識

自分の内側からくる違和感という

メッセージはすごい

 

濁らせることなく

受け取っていこうと思う