戦争を生む意識

f:id:lily777flura:20220424234949j:image

あまり意識してはいないが

現在、戦時下だ

 

第二次世界大戦が終わって

米ソの冷戦時代を乗り切り

人類は2度と核戦争を引き起こすような

バカはしないだろうと

豪語する有識者は複数いるようだ

 

核があろうとなかろうと

そもそも

戦争、争いを引き起こすのは

国同士のレベルではなく

 

複数の人間が関わりあう中で

ひとりひとりの中で

それは起こるものだと思う

 

いや

複数いなくても

個人の中にその火種はあり

その小さな炎が現実化するのだ

 

そして戦争は

その個人個人の意識の火種の

集団性を利用して

一部の人間が

商業的な利益を得ているイベントに

他ならないと思う

 

身体からの

というより

自分の内側からの声を聞くようになり

メッセージ性がある出来事も頻発して

人生の転機を感じたこともあり

 

勧められて心療内科

生まれて初めて訪れることになった

 

週末の休みの日も眠れない日が続き

仕事に行くと息苦しさを感じることが

多くなったのが理由だ

 

面談をした先生は

一見ゆるゆるにリラックスをして

大らかなキャラクターに思えたが

 

面談中に

一切動きを止めない繊細な指のブラインドタッチと

絶え間ないキーボードの音で

無意識に警戒して

自分のガードが固く締まるのを感じた

 

結局、眠れないという現在の私の状況は

健康的でなく

職場を離れるという大きな決断をするのに

適しておらず

休職を強く勧められて終了した

 

面談の中で2回ほど先生と目が合い

3秒くらいお互い凝視しあうことになった

 

言葉もなく目線を外さず

先生がゆっくり瞬きするのを見て

本能的に

マウントを取られそうな気がして

目線を外してはいけないと感じた

 

とっさに

相手の目線に対抗して

自分の強い目線を返した

それは「抗う」ことだったし

「拒否」だった

 

多分

ここで「負けて」しまうと

主導権を取られてしまうと

自分の意見を強く言わないと

 

相手の言うことを聞いてしまいそうで

怖かったし

自分の思うような現実が来ないかもしれないと

不安に思ってしまったのだった

 

 

帰宅してから

気が付いた

抗ったり 拒否したり

それは相手に「戦い」を送っていたことに

 

怖いから

不安だから

自分や自分の未来を守りたいから

頑なになって

相手に抵抗するのは

「防御」であって

「攻撃」と背中合わせ

 

これが戦争を生む意識なんだと思った

 

自分を守ろうとすること

自分の大切な人を守ろうとすること

それが「戦い」に繋がることは

うっすら気づいていた

 

戦いに繋がらないようにするためには

自分の願いが叶うことを委ねて

祈るくらいしか

ないのだと思う

 

何でも自分の思う通りになると思うのは

傲慢以外の何物でもないのではないかと

今の私には思える

 

週末は雨

あっという間に4月が終わる