繋がりのそのもっと先

 

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最初は違和感からだった

 
身体を動かしているのに
手応えがない
感覚も希薄
 
特に手足が痺れているわけでもないし
手指だって動かせているのだ
 
なのに
何かが足りない
本来あるはずのものが
欠落している感じ
 
そんな感覚だった
 
 
それは虚しさを生み
虚しさを埋めるために
他のことをたくさんしてみた  
 
目標も作ってみた
「あんな風に動けたらいいな」
理想と思う人をモデルに設定して
理想に向かって努力した
 
 
努力は報われてはじめて成果になる
 
私の努力は報われなかった
どうしても自分の動きが
しっくりこないのだ
 
今ならどうしてしっくりこなかったのか
よく分かる
 
「繋がり」がなかったから
体幹から動かせてなかったから
 
それだけではなく
自分とも繋がっていなかったから
 
 
 
身体のパーツなら繋がりがないと
体幹から動かすことはできない
 
自分と繋がっていなければ
自分が本当にしたいことがわからない
 
少し前の自分は
「本来の自分」と繋がっていなかった
 
 
私は
本来の自分って魂だと思っている
 
身体は魂の入れ物
魂が思うように
道具としての身体を動かして生きる
これが本来の姿なんじゃないかと思う
 
 
身体の繋がりができて
体幹から動かせるようになって
はじめて何かがすっと自分の中を
通った感じがした
 
最初はかすかだった感覚が
確実なものになりつつある
 
自分の身体が繋がったその先に
本当の自分との繋がりがある
そんな感じがしている
身体は物質で触ることができる
 
魂は目に見えないし
触れない
 
だけど
身体と繋がるそのもっと先の
もっと深いところで魂と繋がる気がする
 
私が本当の自分に還る道のような
気がするのだ