私の「土踏みます」

自分の動きを紐解くとき
床との接点である
「足裏」は
とてもとても大切だ

 

その中でも「土踏まず」は

足のアーチを作る

重要な部分


私の足は扁平足で

本来、床に触れないはずの

土踏まずの部分が

床についてしまう

「土踏みます」状態


バレエでは
ルルベと呼ばれる
「つま先立ち」

私が思う理想のルルベは
踵が最高に高い位置にあり
膝がしっかり伸びていて

身体全体が

そっと置かれた
細長い一輪挿しみたいな状態


つま先立つ作業は
筆で1本の線を

描くようなものだと思う

正しく身体を使ったルルベが
できた時は

描いた線は真っ直ぐで
線の太さ、濃さが
偏ったり、とぎれたりする事なく
呼吸がすうっと通るようだと思う


多分

足の裏全体で

偏ることなく身体を

支えているからだ



私のルルベは

線が途中で途切れて

空白の部分の後

突然濃くて太くなることを

発見した


それってまるで

音飛びするCDのように

乱暴で不快だ


足裏全体を使った動きが

出来ていなかったのが原因

正しく立てていないから

いつも不安定


なのに

バランス感覚が悪いせいだと

思っていた


ルルベをしている時
足指が緊張したままだと
指摘されてようやく気づけた


やっとのことで

土踏まずを意識し

足指だけでなく

いろんな場所にかかっていた

無駄な力が抜けるようになった

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よくよく考えると

私の緊張は足指だけではない

もっと大切なところも

固まっていたのだった