靈という作品
ダンスカンパニーUzme 第二回
大瀧冬佳ソロ子公演 靈
が無事終了した
2日間に及ぶ公演の1日前から
南製作所というスペースと
スタッフの力に支えられて
力を持った出演者と
なによりも大瀧冬佳さんの強い意図で
ラップアップされたように思う
今回お手伝いさせていただいて
エンターテイメントというものに対して
自分の中の定義が大きく変わったように思う
会場の立地の都合上
開演前にシャッターが閉められ入口は閉ざされ
演出上の仕組みはあるものの
ステージと観客の立ち位置は変わらず
フラット
今まで鼻をつままれても分からない
全くの暗転(暗闇)な舞台も
観た経験があるが
不完全な暗闇であっても
全くの異世界の出来事に思えた
何より
大瀧冬佳は、大瀧冬佳でなかった
大瀧冬佳の肉体であって
その肉体に宿っていたのは
別の存在であったように思えた
観客席から
一部始終を目撃していたら
違う感想になったのかもしれない
観客席と
会場を駆けずり回る
カメラマンの動きを見ながら
垣間見た舞台の感想だ
次回は観客で観てみたい
しかし
今回とは全く違ったものになるだろう
二度と同じステージはないはずだから
photo by 白石隆一