好きなことを継続するコツ
久々に長らくお世話になっている
バレエのオープンクラスに行った
宇宙人的な感覚が増しているせいか
自分の身体を客観的に
動かすことを意識
出来るようになってきた
私が本当の意味で
ダンスを始めたのは
社会人になってからだ
それまでは、許されなかった
というより
やってはいけない事だと
思っていた
13歳の春
「家の事情」でバレエ教室を
やめて以来
稼ぎのない自分はやりたい事は
自分が社会に出て
稼げるようになって
自分の稼ぎでやってやると
心に決めていた
他人から見たら
生活には余裕があり
食べることに困らず
私立の学校に通わせてもらって
アルバイトも一切せず
何を贅沢を言っているのか
努力不足に他ならない
と言われるだろう
だけど私は
中学、高校とただ息をして
生きているような気持ちだった
学校に馴染めず
友達もおらず
家に帰れば居場所がなく
かと言って学校以外の外出は
お金がなくて出来ない
勉強が出来るわけでなく
運動神経ゼロ
好きな事を一切出来ない自分は
同級生の自分が好きな事を
目一杯している姿や
きゃぴきゃぴはしゃいでいるのが
眩しかった
ただ時間だけが溢れ落ちるのを
なすすべもなく
虚ろな気持ちでいたことを
覚えている
親に反抗するという
選択肢があることさえ
思いつかない
ぼんやりした子どもだった
あの時のことを思うと
1番肉体的に成長できる時期
何もしないでいた自分は
自分の可能性を殺していたと
思う
時間をさかのぼることは
出来ないので
「今」から始めるしかないと
大人になって踊りを始めた
バレエは大人になって始めても
決して上達できないものだと
小学生の時に通っていた
バレエ教室で感じて
大人になって再び
これだけバレエやダンスに
ハマるとは
思ってもいなかった
色んな回り道をして
ようやく昨日のクラスで
掴んだ感覚があった
自分の身体の仕組みを
もっと理解して
使いこなして踊りたいと
強く思った
今は、たとえ3歳からバレエを
始めていたとしても
今と同じような感覚を
意識出来るところに
来れなかったと思う
これは
踊りのテクニックとは
別の話で
身体の感覚のことを
言っている
これだけ続いているのは
どんな別のことをしても
踊りや身体感覚に繋げていた
心底好きなんだな
自分の身体が
どんな風に動かせるのか
飽きることなく
動かしてみたいのだ
本当の意味の継続は
好きでないと不可能だ
少なくとも10年単位の長期間
続けるために必要なのは
「意志」とか「ノルマ」のように
脳みそで考えつくものではない
本心から、それを自分が欲しているかどうかだ
そして見極める時には
人と一切比較してはいけない